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マヌルネコ。

b0314689_18210877.jpegマヌルネコを描いてみました。本当はもっと可愛い。色々検討中。このモフモフ感、生で見てみたいなぁ。近いうちの目標にしよう。(笑)足が短く見えるのは毛が長いから、らしいです。
by kigaruni_eokaku | 2019-06-26 18:27 | イラスト | Comments(0)
b0314689_17412362.jpeg暑くなって来て、夏の絵を描くと、より暑くなります。はー。やはり冬の絵が描いていて涼しくなります。雪をてんてんと塗ってるだけで、体感温度が下がる気がします。また、全体はロコロナギャラリーで見てくださいねー。(^^)

ところで、先日、電車に乗った時に座れたので、寝よう!と音楽を耳に突っ込んでうとうとしかけたら、車掌さんが、女性だったんですが、普通の男性の車掌さんの何割か増しに声が大きく、ハキハキしていて、聞き取りやすさは抜群だが、率直にいうと、自分にとってはそこまで大きい声はいらなかった(^◇^;)。ごめんね。ヘッドホンの音楽を乗り越えて、アナウンスがやって来る。各駅停車じゃなくてよかったーー。毎駅ごとにあの、ハキハキでは正直、気が休まらない。前に、このブログに、ごっつい良い声の車掌さんの話を書きましたが、その方は男性車掌さんでしたが、決して声はデカくなんてない。でも内容がちゃんと聞き取れて、なおかつ、良い眠りにも誘う。うーん。理想的。自分は電車にはひとときの安らぎがあってほしいので、あまりにも元気が良いアナウンスは、その平和な安らぎを吹き飛ばしてしまうので、どうも好みではない感じです。
とはいえ、それは私の超個人的感想なので(笑)、私のように年がら年中どっか疲れてて眠たい人ばかりでもないから、そのハキハキしたアナウンスに元気をもらって、今日も頑張ろう!とか明日も頑張ろう!と思うお客さんも少なくないのかもしれない。ま、私は、またあの超ーいい声の車掌さんの電車にのりたいですが。(笑)。

by kigaruni_eokaku | 2019-06-25 18:10 | イラスト | Comments(0)
b0314689_21065120.jpegこんばんは。今回、四季を多少テーマに入れて描きたいなと、描き始めて、冬に続き、秋バージョンです。小鳥さんはキビタキという鳥です。ウグイスやメジロじゃ、ありません。(苦笑)野鳥の女子は地味ですね。男子は派手。とはいえとくに野鳥に詳しいわけでもなんでもないので(^◇^;)、写真を見て可愛いなーと思ったキビタキにしました。絵はまた一部です。て、そんなに大きな作品ではないのですが。
関係ないですが、最近すごく気になってることが、ありまして、マヌルネコというネコです。めっちゃ可愛いです。気になった方は検索してみてください。この子も何か作品化してみたいなと思ったりします。

by kigaruni_eokaku | 2019-06-23 21:43 | イラスト | Comments(0)
「見事な歌と演奏を聴かせて頂いて、ありがとう。さっきのあの歌を好きな2人に、私からはなにも言うことはありません。」そこで一旦黙ったジムに、マーメイドが「そんなこと言わずに!何か言ってー。」マイクなしの声でも十分響き渡る。団員たちから少し笑いが出て、ジムも気を取り直し、ちょっと笑ってから「ただ好きだ、一緒にいたら幸せになれるに決まっているとだけ、安易に考えているわけでなく、二人が、いつか、いや、すぐにでも何度も来るかもしれない試練を見据えて、自分たちらしく乗り越えて、いっそう絆を深める覚悟と希望があることが、私には伝わった。おめでとう。末永くお幸せに、そんなこと言わなくていいくらいのお似合いの二人だ。」挨拶をおえると、マーメイドが「ありがとうー!!ジムに拍手ー!!」まるで、公演の時のように言って、しんみりムードを吹き飛ばした。
アンドリューの所属する団の女性の団員から、「ねー!ブーケトスはないの?」とのリクエストにアンドリューが、マーメイドを見ると「もちろん。この幸せ、次に続くのは誰かしら。まだ、結婚してない、みなさーん、はーい、集まって集まって。」女性達が集う。マーメイドが後ろ向きに立って、「そーれっと!」みんなが声と手を上げた。放物線を描いてブーケが飛んで、「えーー!」受け取った、というより、落下したのは、女性たちがいたところより少し外れたバートの所で、職業柄、反射的に受け取ってしまったので、女性たちはブーイング。「ぼ、僕?!取っちゃって、ごめんなさい。もう一回投げ直す?」マーメイドに差し出したけれど、「あのね、バート、結婚に、もう一回とか、縁起悪いから。やらないわよ。あなたが受けちゃったんだから、あなたのものよ。」「あなたの物、って言われてもなぁ。」バートが申し訳なさそうに手にしたブーケを見つめる。ソフィアがからかって「花嫁になる?」「あげるよ、ソフィアに。」ソフィアに渡そうとしたら「嫌よ。なんか、すでにご利益なさそうだもん。」「仕方ないなぁー。」バートがアンドリューとマーメイドの方に向き直り「なんか、僕じゃない人が受け取るべきだったとは思うけど、ちゃんと大事にします。」そう言うとアンドリューが「誰が取ったって、幸せになれるから。幸せのお裾分けだから。遠慮なく受け取ってください。」彼の人柄が伝わるアンドリューの言葉に、バートはやっといつもの笑顔になり、「はい、ありがとうございます。お幸せに。」うんと深く頷いて笑みを浮かべたアンドリューをマーメイドが幸せそうに見つめていた。パーティーは、みんながずっと続いたらいいのにと感じるほど、幸せいっぱいの和やかな時間だったが、ワンダーランドサーカスの面々は今日が千秋楽だが、アンドリューの仲間たちはみんな明日も仕事があるので、夜行バスで戻らねばならず、お開きとなった。
片付けは、全員が手伝って、あっという間に、いつものテントに戻った。ジムが、「アンドリュー、私からもお礼の連絡はするが、帰ったらギルバートの団長にくれぐれもよろしく伝えてくれよ。」「はい。伝えます。」笑みで頷いた。「マーメイドは、次の移動先で、合流させたらいいから、一緒に行くといいよ。」ジムが言うと、アンドリューは驚いて、「えっ?」マーメイドはニヤリとして、「実はぁ、私のお道具は、もう、先に送ってあって、トランクルームにあずけてあるの。だから、ついて行くわよ。」腕を組んだ。ケイトが歩み寄って、「ゆっくり公演を観て、楽しんで来てね、マーメイド。旦那様の晴れ姿。」「うん。ありがとう、ケイト。」ハグをしてケイトに感謝した。
片付けが終わって、ゲート近くのベンチで休んでいたバートに、ジャックが「おつかれさん。ちょっと付き合えよ。」ゲートの外を指差した。

by kigaruni_eokaku | 2019-06-21 21:06 | 物語 | Comments(0)

イラストを描く。

b0314689_17442693.jpeg蒸し暑い〜。自分よりだいぶ西に住んでいる友人が、こちらは雨だと言っているので、ああ、うちにも近づいてるな、雨、とどんより気分。なんせまだレインシューズがない。いかにもな長靴はあるけど・・・さて、展示に出したいと思っているイラストのまた、一部分です。全貌は展示にて!
by kigaruni_eokaku | 2019-06-21 17:51 | イラスト | Comments(0)
結婚パーティーは、みんなが盛り上げて、あっという間にお開きの時間が近づいた。マーメイドの所にマイクが渡された。「皆さん、今夜は、ありがとうございます。私もアンドリューも、」と、隣の彼がにこやかにうなづくのを見てから、「とっても幸せです。それで、私たちから、皆さんへ、心からのお礼の気持ちを込めてある曲を歌いたいです。」アンドリューは足元にあった封筒を四重奏団に手渡しに行き、「初見で悪いけど、よろしくね。」と耳打ちした。演奏者は手際よくそれぞれの担当の譜面を分けて譜面台に載せた。アンドリューはマーメイドからマイクを受け取り、「僕も大好きな曲、ローズという曲です。お聴きください。」場内が暗くなり、二人にピンスポットが当たると、アンドリューがバイオリンを構えて、ゆっくりとしたテンポで、透明感のある2音の四分音符を丁寧に2小節弾くと、マーメイドがいつものソプラノではなく、アルトの声で、歌い始めた。その声はあたたかく、一つ一つの言葉の意味が、聴く者の心に染み渡るような歌声だった。徐々にほかの楽器のみんなも加わって、愛について語られている歌詞が進んで行く。愛は、素晴らしいものだが、河のように人を溺れさせたり、時に剣のように心を傷つけることもある、愛を与えられると人は強く幸福を感じる反面、一度知るとその飢えを感じて苦しむこともある、しかし、愛は花のようでもあり、あなたはその花の種だとマーメイドが穏やかな表情で歌う。人は生きていてさまざまな困難に直面するけれど、そんな時に思い出すべきことは、何もないかのように見える冷たい冬の土の奥深く、春に芽吹くことをじっと待っている花の種は、やがて春が来たら、立派な薔薇の花を咲かせる。その強さと美しさを思い、愛の尊さと、強さを信じて生きていこうというような歌だった。
マーメイドの歌が終わっても、人々はしばらく拍手をするのをためらうほどの余韻が場内を包み込んでいた。そののち、テントを膨らませんばかりに拍手が鳴った。鳴り止まなかった。ジムが、涙目で、マーメイドの歌をかみしめていた。いなくなった息子、その時に傷ついた妻と幼い娘・・・。自分はいつも家族を支えられだたろうか、この歌のようにケイトが辛い時に冬の種が春に芽吹くような強い愛を自分に与えてくれて困難を乗り越えられたのではないだろうか。大事な息子が帰ってきて、みんなで支え合えるようになった今、本当の愛を神様に感謝しなくてはいけないと改めて思い、唇を噛み締めていた。マーメイドとアンドリューがこの歌を大好きなら、きっとこれからあるかもしれない苦しみを、優しさと強い愛で乗り越えて行くだろうとメガネを外し、涙を拭った。「あなた、大丈夫?」サラを寝かしつけて、ディアナと交代でパーティーに戻ったケイトがハンカチを出す。「ケイト・・・。良い、歌、だな。」「そうですね。私もこの歌の種のようになりたいわ。」静かに言うと、ジムが「お前はずっと、優しくて強い私の大切なバラの花の種だよ。」そう言って抱きしめた。
拍手がおさまり、照明が戻り、マーメイドが「皆さん、ありがとうございます。楽器のみんなもね。」声をかけると弓で軽くトントンと楽器を叩いてニッコリした。「最後に、一番お世話になっている、団長のジムにご挨拶を頂けたらなと思っています。」照明がジムに当たると、はっとケイトをはなしたのを敏感に感じてマーメイドが「ジム・・・?今、何してた〜?私たちよりアツアツみたい。」場内が笑いに包まれ、ジムはケイトのハンカチで、ひや汗と涙を拭いて苦笑いした。



※マーメイドが劇中でうたいました、私が大好きな歌、ローズの歌詞の訳詞は、ベット・ミドラーさんのCDの訳詞と、もう一つ、ステキな作品だった、宝塚歌劇の公演、イカロスの中の訳詞(歌詞)を参考に、プラス私、で、まとめさせて頂いています。※
※ちなみに、アニメ映画「おもひでぽろぽろ」のなかでは、都はるみさんが、日本語で歌っておられます。かなり忠実な訳詞。しかし、超ーー個人的には日本語の歌なら、宝塚歌劇で歌われた歌詞の方が好みなのてす。英語歌詞より多少シンプルにされてはいるような気はますが、きれいで、すごく伝わるものがあります。※


by kigaruni_eokaku | 2019-06-18 09:13 | 物語 | Comments(0)
本日限定の弦楽四重奏団が、演奏する結婚行進曲に合わせて、先頭にはフラワーガールのサラが、バージンロードに見立てたシートの上に、花びらを撒きながら歩いていく。サラに続いて、既に亡くなっているマーメイドの父親の代わりに団長のジムがマーメイドをエスコートして、アンドリューの元へ。マーメイドがアンドリューの横に立つと、音楽が静かに止み、ジムがマイクを受け取ると、「皆さん、お集まり頂きましてありがとうございます。今日はアンドリューとマーメイドの結婚を祝うパーティーです。教会ではありませんが、おきまりの言葉を聞かせてもらいたいので、私から尋ねても、よろしいですか?」集まった人々から、拍手と口笛が鳴る。「ありがとうございます。アンドリュー、マーメイド、これから先、どんなに辛い時も幸せな時も、お互いのことを心から大切に思って、生きて行きますか。」「はい。」としっかりとした声で応えて微笑んでお互いを見つめあった。「それでは誓いのキスを。」ジムが言い終わるより先に二人がキスしてしまったので、フライング気味に四重奏団が華やかな曲を演奏して盛り上げる。
二人が席に着き、サラはジムに抱っこされ、席に戻るとエディーがバトンタッチして、娘を受け取って抱っこする。サラは眠たそうな様子で「パパ、マーメイド、とーってもきれいだね。」そう言ってあくびをした。横で見ていたケイトが「サラ、グランマとお休みしようか。」声をかけると、「やだ。」言いながらももうまぶたはくっついていた。「お義母さん、お願いしてもいいですか?」エディーが静かに言うと、「ええ、もちろん。大役は立派に果たしたしね。さ、行こうね、サラ。」おんぶしてテントを出て行った。アンドリューの所属する団の団長さんからのご馳走を、ソフィアとディアナ始め、数人の女性団員がみんなに勧める。バートは飲み終わった瓶を運んだり、空いた皿を手際よく片付けながら、パーティーの様子を見ていた。両方の団のみんなに写真を撮られたり、ひやかされたりしている新郎新婦を見て、ソフィアがバートに「幸せそう。二人とも。」「ほんとだね。よかったね。」二人がしみじみ見ているとマックスが、「今が一番いい時だ。これからが大変だ。」ワインが入ったグラスを手に二人に言うと、バートが笑って「重みがあるね。」マックスは続けて「そうさ。これから一生、尻に敷かれ続ける。」ソフィアが「男の人はそれが幸せなんでしょ?」冗談ぽく言うと「夫婦円満の秘訣。敷かれている演技をしているんだ。おれはな。アカデミー賞モノの迫真の演技を日々している。」そこへおしゃれをしたガーネットが「じゃあ、アカデミー俳優と結婚出来た私は幸せね〜。」「お。おい。」「ソフィア、結婚するときは、サーカスとは関係ない人にしなさい。」「ガーネット・・・。」何と答えようかソフィアが苦笑していると、バートが「ソフィアは大丈夫。もう、見つけてる。」ガーネットがへぇーという顔をして「どこの子?最近学校に行けてるの?彼氏、出来たなんて。」本人が言いにくそうに口を閉じてもじもじしていると、マックスが「それがなー、お前、相手はな、」割って入って言いかけると、恥ずかしそうにソフィアがゆっくりと指差す。さした方向にいた、ジャックが偶然気がついて近寄って来たのでガーネットが、ソフィアたち同様、パーティーを手伝っているジャックに「あ?あなた、だれ?」思わずそういうと、「あー、えーと、銀行からここに来てます、ジャック・フェリーといいます。あなたはお会いしたこと、なかったですよね。」「銀行?はぁ。ああ、私は外で働いているので会わなかったのね。マックスの妻のガーネットです。主人がいつもお世話になっています。」「いえ、お世話になってるのは、こちらで。えー!?マックスの奥さん!?若いー!お綺麗ですねー。」ジャックの言葉にガーネットが嬉しそうに「ありがとう。お世辞と分かってても嬉しい。」「お世辞だなんて。」「あなたも立派なアカデミー俳優になってね。ソフィアは本当に良い子だから。」「あ、はい。え?」ガーネットがニコニコして「はい、じゃ、ハグ。ハグして。ハグ。」ジャックの方にソフィアの背中を押す。「え?なんで?急に?」うろたえるジャックにソフィアの方が照れながら両手を広げたのでジャックが柄になくドギマギしつつハグして「ガーネットさん、ポートランス家の人?」尋ねると「いずれ、なるんでしょ?あなたが。今から慣れて。」サラッと言った。「やれやれ。」マックスが呆れてグラスに残っていたワインを飲み干した。

by kigaruni_eokaku | 2019-06-15 19:16 | 物語 | Comments(0)

イラスト、冬。

b0314689_21370413.jpegイラスト展に向け、亀の歩み、進めております。写真は展示予定の作品の一部です。四季描くつもりで、とりあえず、冬から。何かとネコ登場はいつものこと。(^◇^;)四季全部ちゃんと揃うだろうか(^◇^;)・・・。もう一枚描いたものは、この組みではない作品。さて、どんな作品かは、7月の展示期間中に、ロコロナギャラリーにてご覧いただけます。
by kigaruni_eokaku | 2019-06-11 21:48 | イラスト | Comments(0)
元々整った風貌のアンドリュー、ジャニスの美容院の中では一番下っ端の、と言っても、店には4人しかスタッフはいないが、フランツくん、見習いという割には良い花婿衣装を選び、髪もちゃんと感じ良くセットしていた。「マーメイドさん、見習い見習い言わないでくださいよ。僕、ちゃんと、美容師免許持ってるんですからね。スタイリストや、ブライダルの修行もしてます。たまたま一番若いってのと、最後に入ったってだけで。」不服そうに反論するフランツに笑ってから、ジャニスが、マーメイドの方を見て、「そうよ〜。マーメイド。フランツは努力家だし、美容師の学校でも成績、よかったんだから。腕を認めてあげて。」マーメイドは豪快に笑って、「冗談よ。最初からあなたのことはすごいって思ってたわ。可愛いからついからかってただけよ。」そう言って手招きすると、なんとなくマーメイドに近付いたフランツを抱き寄せ、ほっぺにキスをしたのを見て、アンドリューが「ま、マーメイドっ!ちょっと、なんてこと。」さすがに大人しいアンドリューも割って入ろうとしたが、その前にフランツの方がびっくりして飛び退いていた。「すみません!アンドリューさんっ!僕、運動神経良くないし、予知能力とかもないんでっ!す、すみません!」フランツがぺこぺこと頭を下げると、アンドリューは、仕方ないなぁ〜という顔をして、苦笑い。「実は、慣れてます。ま、シラフでってのは、初めて見ましたけど。ゴメンね、フランツ。」フランツはあたふたしながら「あ、いえ、その、僕は別に・・・。」ブラシと鏡を持った手を振って恐縮。ジャニスが、「フランツ、そのままパーティーに出る?」笑ってティッシュを箱から引っこ抜いて手渡す。「あ、そ、そうですよね。」頰についた口紅をゴシゴシして、やっと平静を取り戻したフランツにアンドリューが、「今日はうちの団長から、たくさんご馳走が届くから、フランツもいっぱい食べて楽しんでいって。」フランツは驚いて「えっ!?僕も?いいんですか!?ありがとうございます。マーメイドさん、優しいご主人でめちゃくちゃ幸せですね。」弾んだ声で言うとマーメイドが自慢の長いまつげをパチパチして、「あーら、私には勿体ないとでも言いたそう。」「もう〜!マーメイドさん!本当にそう思ってるのにぃ。じゃ、僕、道具、事務所に置かせてもらってるんで、片付けて来ます。」「ええ、分かったわ。」ジャニスがフランツを送り出して「さて、私もパーティーの飾りつけでも手伝うかな。」二人に気を利かせてテントの方へ出て行った。ずっと立っていたアンドリューが、ジャニスが出て空いた椅子に腰を下ろし、マーメイドをじーっと見つめる。マーメイドは少し照れて首を傾げる。「あなたがここに入って来てから、私、大切なこと、まだふつうに言ってもらってないわよね。」「何だろ。」わざととぼけるアンドリューに、マーメイドが「こーんな綺麗な花嫁、世界中どこ探しても、い、」途中まで言うと「どこ探しても、いません。僕は幸せ者です。これでいい?」マーメイドは高飛車な調子でいつものように言い返すのかと思っていたアンドリューは、目の前の彼女の様子に、ハッとする。切なそうな顔をして、「うん、うん。ありがとう。アンドリュー。こんな私をずーっと待っててくれて。お嫁さんにしてくれて。ありがとう。」ポロポロと目にあふれた涙を頰に伝せた。「どうしたのー。ああ、ダメだよ。せっかくしてもらったメークが台無しになっちゃうから。終わったらいくら泣いてもいいから。今はやめて。」「だってー、今、泣けて来たんだものー幸せ過ぎてー。終わってからなんて、無ー理ー!わぁ〜ん!」声楽家マーメイドの腹式呼吸の大声に、近くを通りかかったジャックがひょいと入り口に首を突っ込み、「でかい声だなー。何、泣いてんだ、マーメイド。おめでたい日に。おい、新郎、泣かしてんじゃないよ。」「あ、は、はい。ごめんなさい。」よくわからずも緊張して背中を丸めて謝るアンドリューと泣きべそマーメイドを腕組みして交互に眺めてジャックはクスッと笑って「謝らなくていいよ。どっちみち嬉しすぎて、泣いてんだろ。もうすぐ、ディアナとソフィアが迎えに来るから、その、まつげ、落とさないようにちゃんと見といてよ、新郎。」二人は同じ表情で固まって、ジャックの言葉にコクリと頷いた。
by kigaruni_eokaku | 2019-06-09 20:08 | 物語 | Comments(0)
b0314689_18180177.jpeg長年の愛用バケツに菊皿。水張りパネル。やたら乾くのが早いから、ベチョベチョにしてきゅっと平均に引っ張って置かないと、一部だけ“つる”とかなりそうでヒヤヒヤ。幸いうまく行きました〜良かった〜。さぁ、バリバリ描かなくては。4枚の組みの絵を考えていますが、案出しはあと1枚。最後までイメージ通りに行くように祈りつつ。
by kigaruni_eokaku | 2019-06-06 18:26 | いろいろ | Comments(0)

自作のイラスト・物語、手作り品の紹介など。


by kigaruni_eokaku